地名の ローマ字
TIMEI NO RÔMAZI

はじめに
Hazime ni

地名の かきかた
Timei no kakikata

日本の 地名(自然地名)は うしろに 普通名詞が つきます.たとえば,山の 名前は「◯◯山」で,川の 名前は「◯◯川」です.地名を ローマ字に する とき,この 普通名詞が 自立 する ときは きりはなし,自立 しない ときは くっつけます.たとえば,「信濃川」の「川」は 自立 します.「この 川(カワ)は ~だ.」と いえるからです.このような ばあいは きりはなします.「富士山」の「山」は 自立 しません.「この 山(サン)は ~だ.」と いえないからです.このような ばあいは くっつけます.

Sinano Gawa(信濃川)
Huzisan(富士山)

ただし,「◯の◯」「◯ヶ◯」などの 形に なって いる ものや「荒川」の ように 全体で ひとつの 名前に なって いる ものは ひとつづきに かきます.くわしくは「自然地名」を およみ ください全体で ひとつの 名前に なって いるかは,個別に かんがえる 必要が あります.たとえば,「荒川」は「荒」と いう ことばが 自立 しないので「荒川」が ひとつの 名前だと かんがえます.

Midorigaoka(緑ヶ丘)
Arakawa(荒川)

  Nagara Gawa wa Gihu-ken Guzyô-si no Dainitigatake ni mina­moto o hassi, Mie-ken o hete Ibi Gawa to gôryû si, Ise Wan ni sosogu Kiso Gawa suikei no 1-kyû kasen de aru.

長音符号つき文字û, ô など)が つかえない ときや つかいにくい ときは 母音字を かさねて かきます.この かきかたを 代用表記と いいます.「東京湾」 Toukyou Wan で ない ことに 気を つけて ください.

Masyûko, Masyuuko摩周湖
Tôkyô Wan, Tookyoo Wan東京湾

ローマ字の かきかたは「かきかた」「分かち書き」「固有名詞」「特殊音」「代用表記」で 解説 して います.ローマ字 そのものの 解説は「あらまし」に あります.

ローマ字の 方式
Rômazi no hôsiki

ふつう 日本の 地名は 日本語なので,ローマ字の 方式は 日本語らしい つづりの 訓令式に します.英語風の つづりに しなければ ならない 特別な 事情が ある ばあいは ヘボン式に しても かまいませんが,それでは 国際的に なりません.外国人が ただしい 発音で よんで くれる わけでも ありません.「英語式」に すると 日本人が みても ただしく よめない つづりに なる ことが あります.

Masyûko(摩周湖)〔訓令式
Mashūko(摩周湖)〔ヘボン式
Lake Mashu(摩周湖)〔「英語式」

ここでは 訓令式の つづりを しめします.訓令式を すすめる 理由は「ヘボン式か 訓令式か」「むやみに「英語式」を つかわない」「訓令式の 根拠」で 説明 して います.

地名の ローマ字
Timei no Rômazi

みだし
Midasi

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