よく ある 質問

ローマ字に ついて

ローマ字は なぜ ローマ字という 名前なんですか?

ローマ帝国で つかわれていた 文字だからです。ローマ帝国は ほろびましたが,文字は ほかの 言語に とりいれられて いきのこりました。

ローマ字は 文字ですか? 書きかたですか?

両方です。「ローマ字」は もともと 文字の 名前です。けれども,それを もちいて 日本語を 書く「ローマ字書き」や,そのように 書かれた「ローマ字書きの 日本語」を 単に「ローマ字」と いう ことも あります。

この サイトは「ローマ字書き」「ローマ字書きの 日本語」の 意味で「ローマ字」と いっています。まちがいを さけるため,文字の「ローマ字」は「ラテン文字」と よんでいます。

ローマ字は 何の ために あるんですか?

日本語を ローマ字書きに する 目的は おおきく わけると 3個 あります。ひとつは 日本語の 表記を 国際化 して 国際社会の 相互理解を ふかめるためです。たとえば,スポーツの 世界大会で 日本の 選手は 名前を ローマ字表記に します。道路標識(案内標識)の 地名や 鉄道の 駅名を ローマ字表記に するのも これと おなじ 理由です。

ほかにも,日本語の 表記を あつかいやすく して 日本の 産業や 文化を 発展 させるため,日本語の 表記を わかりやすく して 日本人の 日本語能力を 向上 させるため,という 大切な 目的が あります。いずれに しても,ローマ字は まず 第一に 日本語で 生活 している 人の ために あります。

ローマ字は 外国人の ために ある もので,日本語を ローマ字表記に すれば 外国人でも 読める ように なる,と おもっている 人が おおいかも しれませんが,それは まちがいです。日本語を ローマ字表記に しても 外国人は 読めません。ローマ字は パソコンなどの 操作で つかう「ローマ字入力」の ために つくられたのでも ありませんし,英語学習の 入門でも ありません。

ローマ字の 目的」も お読み ください。

なぜ ローマ字は「国語」で おしえるんですか?

ローマ字は 日本語だからです。日本語の 書きかたには いろいろな 方法が あります。日本語は 漢字と かな文字を まぜて 書く ものだと おもっている 人が おおいかも しれませんが,そんな きまりは ありません。日本語は ラテン文字だけで 書いても かまいません。それが ローマ字です。

よく 設計 された 方式の ローマ字を もちいると,日本語を 日本語らしく かつ 能率的に 書く ことが できます。ことばの 分析も しやすく なります。国際的な 場では 日本語も 世界に 通用 する 文字で 書かなければ なりませんから,ローマ字表記に する 必要が あります。このように,ローマ字は 日本語で 生活 している 人が しっていなければ ならない 基礎知識です。だから「国語」で ローマ字を まなびます。

ローマ字を 勘ちがいして「日本語の 発音を しめす ための 書きかた」「外国語の 中に 日本語の ことばを いれる ときの 特殊な 書きかた」「英語の 入門」などと おもっていると,ローマ字と「国語」が むすびつきません。

なぜ 小学校では 訓令式を おしえるんですか?

日本語を 日本語らしく 書くためです。英語には 英語の 書きかたが あり,フランス語には フランス語の 書きかたが ある ように,日本語には 日本語の 書きかたが あります。それが 訓令式です。

ヘボン式は 特殊な ローマ字で,日本語を 英語に にせて 書ける ように 設計 してあります。アメリカ人が 日本語を 書くために つくった ものだからです。ヘボン式は,英語で 生活 している 外国人に とっては ルールが 自然で おぼえやすく,便利な 方式です。しかし,英語を はなさない 大部分の 外国人や 日本人に とっては ルールが 不自然で おぼえにくく,不便な 方式です。ヘボン式は 英語の 話し手が つかう もので,日本人が すすんで これを もちいる メリットは 何ひとつ ありません。

「国語」では 日本語を まなぶのですから,基本的に 訓令式を おしえています。ただし,学習指導要領は 日常的な ことばを ローマ字で 読み書き できる レベルを 学習の 目標に していますから,実際に よく つかわれている ヘボン式も(読める 程度には)おしえています。

訓令式の 根拠」も お読み ください。

なぜ ローマ字の 方式を 統一 しないんですか?

ルールの 上では,ローマ字の 方式は 戦前から 訓令式で 統一 されています。これは 専門家が 理論的に みちびきだした 結論です。ローマ字には 国際標準(ISO 3602)も ありますが,その 中身は 訓令式です。国内的にも 国際的にも 訓令式が 公式の ルールです。

ただし 現実には,訓令式が つかわれる ことは ほとんど ありません。パスポートの 名前,道路標識(案内標識)の 地名,鉄道の 駅名など,公共の ローマ字は ほぼ すべて ヘボン式から 派生した 独自規格を 採用 しています。

ルールに ぬけ穴を つくって おおっぴらに ルール違反を している 理由は 政治的な ものです。また,別の 政治的な 理由から,今は 義務教育で ローマ字が きちんと おしえられていません。そのため,日本人は ローマ字の 知識から とおざけられて,よく わからない まま 現状を うけいれています。

ローマ字のつづり方」も お読み ください。

外国人は ローマ字を 読む ことが できますか?

日本語を しらない 外国人は ローマ字を 正しい 発音で 読む ことが できません。ローマ字は 日本語ですから,外国人に とっては 外国語です。外国語は その 読みかたを 勉強 し,その 発音を 練習 して,はじめて 読める ように なる ものです。フランス語を しらない 人が moivous などの つづりを みても,読みかたが わかりません。勉強 して 読みかたを おぼえても,練習 しなければ 正しい 発音は できません。それと おなじで,日本語を しらない 人が ローマ字表記の 日本語を みても 読めません。

ヘボン式なら 外国人でも 正しい 発音で 読めると おもっている 人が おおいかも しれませんが,実際には 読めません。おおくの 日本人は,国際理解教育が きちんと おこなわれていない せいで,英語が 世界中で 通じると かんがえていたり,英語 以外の 外国語に ふれた ことが ない ために,chi は〈チ〉だと おもいこんでいたり します。そんな ところから,ヘボン式なら 外国人でも 読めると 勘ちがい して しまうのでしょう。

日本語の 発音は ローマ字表記に すれば 外国人に わかりますか?

わかりません。ローマ字は 発音を しめす ための 書きかたでは ないので,ローマ字表記に しても 発音は わかりません。

日本語の 発音を 外国人に おしえようと して,相手の 言語に あわせた 特別な つづりを ひねりだそうと する 人が います。しかし,そんな 都合の いい つづりを すぐに おもいつける はずが ありません。相手の 言語に ない 発音を 書きあらわそうと しても 無理が あるでしょう。せっかく つくった つづりも 近似的な 表現ですから 正確な 発音は つたわりません。しかも,英語の 話し手に あわせて つくった つづりは フランス語の 話し手には まったく 役に たちません。結局,この やりかたは 簡単で なく,確実で なく,国際的でも ありません。

日本語の 発音を 外国人に おしえて あげたい ときは 発音記号(音声記号)を つかって ください。それが もっとも たやすく かつ たしかな 方法で,しかも 世界中に 通用 します。

英語と ローマ字は どちらを 先に おしえたら いいですか?

ローマ字が 先です。ローマ字は 日本語ですから,小学生でも たやすく おぼえられます。ローマ字は つかう 文字が 英語より すくないので,おぼえなければ ならない 文字は おおく ありません。つづりと 発音の 対応も 規則的で,かな文字表記よりも ローマ字表記の ほうが やさしい くらいです。もちろん,単語を 暗記 する 必要も ありません。中国では 小学1年で ローマ字(ピンイン)を まなびます。

国際的な 場では 日本語も ローマ字書きに しなければ なりませんから,ローマ字は 日本語で 生活 している すべての 人が しっていなければ ならない 基礎知識です。それに 対して,英語が 必要に なる 人は かぎられています。英語は ローマ字より ずっと あとからでも おそくは ありません。

あまり ちいさい こどもに 英語を おしえると,日本語の 学習が おろそかに なりがちで,日本語も 英語も 不完全という 結果に なりかねません。また,こどもが 英語圏の 文化を ほかの 地域の 文化より すぐれていると おもいこんで しまう おそれが あり,教育上 このましく ありません。「外国語を はじめるのに 適当な 時期」を 帰国子女に たずねた 調査でも,もっとも おおかった こたえは「母語が 確立 してから」でした。

「ローマ字読み」とは 何ですか?

外国語の つづりを 日本語(ローマ字)の つづりの ルールで 読む ことです。たとえば,英語の orange を 〈オランゲ〉と 読むのが ローマ字読みです。

外国語の 初心者が つい うっかり ローマ字読みを して しまう ことは よく あります。そのほか,外国語の ことば(特に 人名など)の 読みかたが わからない ときに,しかたが ないので,ローマ字読みを する ことも あります。

Excel で フリガナを ローマ字に 変換 できますか?

現代仮名遣いの フリガナから 機械的に ローマ字表記を つくりだす ことは できません。Excel 以外の プログラムでも できません。ローマ字は 日本語の 音声を ラテン文字で 書いた ものですが,現代仮名遣いの フリガナでは 音声を 判定 できない ことが あるからです。

たとえば,フリガナの「コウリ」は,音声が〈コウリ〉(小売り)か〈コーリ〉(公理)か わかりませんから,ローマ字表記が kourikôri か きめられません。

現代仮名遣いでは なく 長音を「ー」で しめす 書きかたなら 音声が わかります。これなら 簡単な プログラムで ローマ字に 変換 する ことが できます。この 処理を おこなう「ローマ字 変換 プログラム」が あります。

名前を ローマ字表記に するときは「姓-名」「名-姓」の どちらですか?

「姓-名」です。日本人の 名前は 日本人らしく 書きましょう。「名-姓」が 国際的な 書きかただと おもっている 人が いる ようですが,それは おおまちがいです。

たとえば,「山田花子」は Yamada Hanako です。どの 部分が 姓か わかる ように するため,YAMADA Hanako と 書く 方法も あります。

人名は かならず「姓」と「名」の くみあわせで できている わけでは ありません。文化が ちがうと 人名の くみたても ちがいます。世界には さまざまな 文化が あり,自分の 文化を 大切に した 上で ほかの 文化も 尊重 する,というのが 国際的な 態度です。自分の 文化を 大切に しないで 外国の まねを していたら,国際社会で 恥を かいて しまいます。ローマ字論者は 昔から 日本人の 名前を「姓-名」で 書いてきました。最近,ようやく この かんがえが 一般に ひろまってきて,「英語」の 教科書も 日本人の 名前を「姓-名」で 書く ように なりました。

人名」も お読み ください。

プレゼントに ローマ字で 名入れを する とき,気を つける ことは?

本人に 名前の つづりを たしかめて ください。特別な つづりを つかっている 人が いるからです。そういう つづりが なければ,訓令式の つづりで いいでしょう。パスポート式(パスポートの 名前の 書きかた)は,日本人が みても 読めないので,おすすめ しません。

名前の 書きかたには,フルネーム,姓だけ,名だけ,イニシャルに するか,すべて 大文字に するか などに よって,いろいろ あります。字数の 制限や 長音符号つき文字が つかえるか,なども かんがえて きめて ください。

  • Yamada Tarô
  • YAMADA
  • TARÔ
  • TAROO
  • Yamada T.
  • Y. Tarô
  • Y. T.
  • YT

アメリカが 日本語の ローマ字化を 計画 していたというのは 事実ですか?

事実では ありません。戦後,GHQの 要請で,日本の 教育制度を どのように あらためる べきか 検討 した アメリカ教育使節団が 日本語表記の ローマ字化を 提案 した 事実は あります。けれども,GHQは この 提案に まったく 興味を しめさず,そのような 計画を たてた ことも ありませんでした。

これとは 別に,日本語表記を 根本から みなおして,将来的には 漢字を やめて 何らかの 表音文字(ローマ字とは かぎりません)で 書く ように かえていく 方針が 明治時代に きまっていました。これは 外国人の おせっかいでは なく,日本人 自身が きめた ことです。

日本語を ローマ字で 書く かんがえは 江戸時代の おわりから 明治時代の はじめに うまれ,その 実現を めざす 運動は 今も つづいています。くわしくは「ローマ字運動」を お読み ください。

ローマ字の 書きかたに ついて

名前の ローマ字を おしえて ください。

代表的な 名前の ローマ字表記(訓令式)は「名前の ローマ字」で さがせます。そこで みつからない ときや,ヘボン式などを しりたい ときは,「お名前の ローマ字 変換」を おつかい ください。

名前に「さん」「くん」などを つける ときは これを きりはなして その 先頭を 大文字に します(この サイトでは 小文字でも いい ことに しています)。ニックネームで「~さん」「~くん」などの 形に なっている ものは きりはなさないで ひとつづきに 書きます。

  • Yamamoto Kun, Yamasan(山本くん,ヤマさん)
  • Satiko San, Sattyan(幸子さん,さっちゃん)

パスポートの 名前の 書きかたを おしえて ください。

パスポートの 名前の 書きかたは「パスポート式」で 説明 しています。すぐに しらべたい 名前が ある 場合は「お名前の ローマ字 変換」を おつかい ください。

はねる音(ん)の 書きかたを おしえて ください。

はねる音(ん)は n と 書きます。ヘボン式には 例外が あり,つぎの 子音字が b, m, p の ときは m と 書きます。はねる音の つぎが 母音字 または y の ときは 切る印(')で くぎります。ヘボン式では この 記号を ハイフン(-)に するのが 一般的です。

くわしくは「書きかた」を お読み ください。

  • Sinbasi(新橋)/ hon'ya(本屋)【訓令式
  • Shimbashi(新橋)/ hon-ya(本屋)【ヘボン式

つまる音(っ)の 書きかたを おしえて ください。

つまる音(っ)は つぎの 子音字の 1文字めを 書きます。ヘボン式には 例外が あり,つぎの 子音字が ch の ときは t と 書きます。

くわしくは「書きかた」を お読み ください。

  • zassi(雑誌)/ itti(一致)【訓令式
  • zasshi(雑誌)/ itchi(一致)【ヘボン式

のばす音(ー)の 書きかたを おしえて ください。

のばす音(ー)は 母音字に 長音符号の 山形(^)を つけます。ヘボン式では 長音符号を マクロン(¯)に するのが 一般的です。

のばす音を ふくむ ことばは「スキー」「スケート」の ように「ー」を つけて 書く 外来語 だけでは ありません。「お母さん」「お父さん」などの 和語も のばす音を ふくんでいます。実際の 音声を カタカナで 書いてみると〈オカーサン〉〈オトーサン〉に なるので よく わかるでしょう。「風船」「流行」などの 漢語も のばす音を ふくんでいます。実際の 音声は〈フーセン〉〈リューコー〉です。

くわしくは「書きかた」を お読み ください。

  • sukî(スキー)/ sukêto(スケート)
  • okâsan(お母さん)/ otôsan(お父さん)
  • hûsen(風船)/ ryûkô(流行)

訓令式と ヘボン式の ちがいは 何ですか?

根本的な ちがいは その 目的です。訓令式は 日本語を 日本語らしく 書くために つくられました。それに 対して,ヘボン式は 日本語を 英語に にせて 書くために つくられました。目的が ちがうので つづりかたも ちがいます。

いわゆる「ローマ字表」で ちがう ところは,シ,シャ,シュ,ショ;ジ,ジャ,ジュ,ジョ;チ,チャ,チュ,チョ;ヂ,ヂャ,ヂュ,ヂョ;ツ;フ です。

ヘボン式には b, m, p の 前の 撥音(ン)を m と 書き,ch の 前の 促音(ッ)を t と 書く きまりが あります。また,ヘボン式では 長音(ー)の 符号を マクロン(¯)に して,くぎりの 記号を ハイフン(-)に するのが 一般的です。くわしくは「ローマ字の 比較」を お読み ください。

  • sanpo(散歩)/ itti(一致)/ Zyun'itirô(純一郎) 【訓令式
  • sampo(散歩)/ itchi(一致)/ Jun-ichirō(純一郎) 【ヘボン式

「東京」「大阪」を Tokyo, Osaka と 書くのは なぜですか?

これは 正しい ローマ字では なく,昔から ある「英語風の 書きかた」です。厳密には 日本語の ローマ字表記とは いえません。日本には 何でも アメリカ風に しようと する 政治的な 力が つよく はたらいていて,おおくの 分野で この 書きかたが つかわれています。

「英語風の 書きかた」は ヘボン式の 長音符号と くぎり記号を はぶいた ものです。たとえば,「東京」「大阪」は ヘボン式で 書くと Tōkyō, Ōsaka で,ここから 長音符号を はぶくと Tokyo, Osaka に なります。

この 書きかたに した 日本語は,母音が ながいか みじかいか わからないので,日本人が みても 読めません。たとえば,Ono は「小野」か「大野」か わかりませんし,Yuka は「由佳」か「優香」か わかりません。

これでは 日本語を 記述 する 方法として まったく つかいものに なりません。日本人が すすんで この 書きかたを もちいる メリットは 何ひとつ ありません。また,日本語の 正しい 書きかたで なく,英語の 話し手だけを えこひいき した 書きかたなので,国際的な 場にも ふさわしく ありません。

「佐藤」は Sato, Satoh, Satou の どれが 正しいですか?

すべて まちがいです。「佐藤」の ローマ字表記は Satô です。ヘボン式では Satō とも 書きます。

パスポート式(パスポートの 名前の 書きかた)では SATO です。スポーツ選手の 名前が SATOH に なっているかも しれません。ローマ字入力の キーの おしかたは SATOU です。しかし,これらは すべて 正しい ローマ字では ありません。

ローマ字の 方式には いろいろ あって,実は「佐藤」を Satouと 書く 方式も あります(99式)。けれども,これは 公式の ルールに なっておらず,学校でも おしえていないので,あまり しられていません。

「宝塚」は Takarazuka, Takaraduka の どちらが 正しいですか?

「宝塚」は Takarazuka です。Takaraduka と 書く まちがいが おこる 原因は ふたつ あります。

ひとつは ローマ字入力の キーの おしかたが TAKARADUKA だからです。ローマ字入力と ローマ字は にているので,よく 混同 されますが,本当は まったくの 別物です。ローマ字入力の ときに おす キーと ローマ字の つづりは こまかい ところに ちがいが あります。

もう ひとつは,かな文字を ABCで おきかえた ものが ローマ字だ,という 勘ちがいです。ローマ字は かな文字を ラテン文字ABC)に 変換 した ものでは ありません。日本語の 音声を ラテン文字で 書いた ものです。音声を 書く わけですから,おなじ 音声は おなじ つづりで 書きます。今の 日本語では「ず」と「づ」の 音声は おなじで,ローマ字では どちらも zu と 書く ルールに なっています。訓令式の おきかえ表(ローマ字表)を よく みてください。

「新橋」は Shinbashi, Shimbashi の どちらが 正しいですか?

Shinbashi, Shimbashi は どちらも その 分野の 中では 正しい 書きかたです。日本には ヘボン式の 正式な 定義が なく,分野ごとに 勝手な 独自規格が つくられています。

ヘボンが つくった もともとの ヘボン式では,b, m, p の 前の「ん」を m に します。この 場合,「新橋」は Shimbashi です。駅名の ローマ字は この 方式です。しかし,道路標識(案内標識)の 地名は 書きかたが ちがい,「ん」は 常に n です。この 場合,「新橋」は Shinbashi です。このように,分野ごとに 書きかたが ちがうため,おなじ 地名の ローマ字表記が 駅と 道路で ちがっている ことも あります。

ローマ字の 書きかたを さだめている「ローマ字のつづり方」は 訓令式を すすめています。これに したがえば,「新橋」の 正しい ローマ字表記は Sinbasi です。ヘボン式Shinbashi, Shimbashi は どちらも 推奨 された 書きかたでは ありません。

ローマ字で「谷」と「単位」は おなじに なって しまうんですか?

おなじには なりません。「谷」は tani,「単位」は tan'i と 書きわけます。「ん」の つぎに 母音字 または y が つづく ときは,切る印(')で くぎります。ヘボン式では 切る印(')を ハイフン(-) に するのが 一般的です。

  • kinen(記念)/ kin'en(禁煙)
  • kinyû(記入)/ kin'yû(金融)

ローマ字の â, î, û, ê, ô は どう やって 入力 できますか?

やりかたは いろいろ あります。「長音符号つき文字」を お読み ください。

ローマ字の â, î, û, ê, ô が つかえない ときは どう したら いいですか?

まにあわせの 書きかたを します。母音字を ふたつ つづけるか,または 母音字の あとに 山形(^)を 書きます。

たとえば,「太郎」は Tarô ですが,ô が つかえない ときは Taroo または Taro^ と 書きます。

SNSの ハンドル(ユーザー名),メール アドレス,URL,フォルダ名,ファイル名などは 母音字を つづける 書きかたに すると いいでしょう。

くわしくは「代用表記」を お読み ください。

ローマ字で 助詞の「は」「へ」「を」は どう 書きますか?

助詞の「は」「へ」「を」は wa, e, o と 書きます。「わ」「え」「お」と おなじに なります。

ローマ字で 記号の「ヶ」は どう 書きますか?

記号の「ヶ」は 読む とおりに 書きます。たとえば,「12ヶ月」「百合ヶ丘」は 12 kagetu, Yurigaoka です。

ローマ字で「ぢ」「づ」は どう 書きますか?

「ぢ」「づ」は zi, zu と 書きます(訓令式)。「じ」「ず」と おなじに なります。

ローマ字で「ぢゃ」「ぢゅ」「ぢょ」は どう 書きますか?

「ぢゃ」「ぢゅ」「ぢょ」は zya, zyu, zyo と 書きます(訓令式)。「じゃ」「じゅ」「じょ」と おなじに なります。

ローマ字で「ゐ」「ゑ」「を」は どう 書きますか?

「ゐ」「ゑ」「を」は i, e, o と 書きます。「い」「え」「お」と おなじに なります。

ローマ字で「あっ」は どう 書きますか?

「あっ」は a' と 書きます。「えっ」「ガッ」「ウホッ」は e', ga', uho' です。

ローマ字で「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」は どう 書きますか?

ローマ字は 日本語の 音声を 書く ものですから,単独で 発音 できない「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」を それだけで 書く ことは できません。

〈マー〉〈ミー〉〈ムー〉〈メー〉〈モー〉と 読ませる つもりで「まぁ」「みぃ」「むぅ」「めぇ」「もぉ」と 書いてある 場合は,発音の とおりに mâ, mî, mû, mê, mô と 書きます。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ゃ」「ゅ」「ょ」「ゎ」は どう 書きますか?

ローマ字は 日本語の 音声を 書く ものですから,単独で 発音 できない「ゃ」「ゅ」「ょ」「ゎ」を それだけで 書く ことは できません。

発音 できる「きゃ」「きゅ」「きょ」「くゎ」は kya, kyu, kyo, kwa と 書く ことが できます。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「あ゛」「アッー」は どう 書きますか?

ローマ字は 日本語の 音声を 書く ものですから,どういう 音声なのか わからない「あ゛」「アッー」などは 書けません。

字訳」も お読み ください。

ローマ字で「スィ」「ティ」「トゥ」は どう 書きますか?

「スィ」「ティ」「トゥ」の 書きかたは きまっていません。si, ti, tu または s'i, t'i, t'u と 書く かんがえが あります。si, ti, tu は「し」「ち」「つ」と おなじですが,わざと おなじに してあります。この サイトでは swi, txi, txu を 提案 しています(暫定案)。

おなじ ように,「ズィ」「ディ」「ドゥ」は zi, di, du または z'i, d'i, d'u と 書く かんがえが あります(この サイトでは zwi, dxi, dxu)。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ファ」「フィ」「フェ」「フォ」は どう 書きますか?

「ファ」「フィ」「フェ」「フォ」の 書きかたは きまっていません。hwa, hwi, hwe, hwo と 書く かんがえが あります。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ツァ」「ツィ」「ツェ」「ツォ」は どう 書きますか?

「ツァ」「ツィ」「ツェ」「ツォ」の 書きかたは きまっていません。twa, twi, twe, two と 書く かんがえが あります。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「イェ」「シェ」「チェ」「ジェ」は どう 書きますか?

「イェ」「シェ」「チェ」「ジェ」の 書きかたは きまっていません。ye, sye, tye, zye と 書く かんがえが あります。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ウィ」「ウェ」「ウォ」は どう 書きますか?

「ウィ」「ウェ」「ウォ」の 書きかたは きまっていません。wi, we, wo と 書く かんがえが あります。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」は どう 書きますか?

「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」は〈バ〉〈ビ〉〈ブ〉〈ベ〉〈ボ〉と 発音 しますから,発音の とおりに ba, bi, bu, be, bo と 書きます。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「テュ」「デュ」「フュ」は どう 書きますか?

「テュ」「デュ」「フュ」の 書きかたは きまっていません。twyu, dwyu, hwyu と 書く かんがえが あります。この サイトでは tju, dju, hju を 提案 しています(暫定案)。

特殊音」も お読み ください。

ローマ字で「ヴュ」は どう 書きますか?

「ヴュ」を〈ブュ〉と 発音 する 場合は 書きかたが きまっていません。bwyu と 書く かんがえが あります。この サイトでは bju を 提案 しています(暫定案)。「ヴュ」を〈ビュ〉と 発音 する 場合は 発音の とおりに byu と 書きます。

特殊音」も お読み ください。